会社を辞めるときの手続
会社を辞めるときには、会社へ返還するものと、会社から受け取るものを明確にしておかなければなりません。
会社から貸与されている制服やバッジや先払いの交通費、健康保険証などを返還しなければなりません。
退職してしまえば会社員としての身分や役職がなくなりますから、名刺なども返還する必要があるかもしれません。
退職時に会社から受け取るもので重要なものが雇用保険被保険者離職票です。
失業中の生活に欠かすことのできない失業等給付を受けるのに必要なのです。
<会社から受け取るもの>
@雇用保険被保険者証

ハローワークで雇用保険の「求職の申込」をするときに必要です。
また、再就職時に新しい会社に提出します。
本来は入社時に受け取って本人が保管しますが、会社が預かっている場合もあります。
A源泉徴収票

確定申告や再就職した会社での年末調整時に必要となります。
B厚生年金基金加入員証

将来、年金に加算して受け取る場合は、自分で保管します。
また、脱退一時金、選択一時金、遺族一時金を受け取るには、個々の基金に手続をすることになります。
C年金手帳

国民年金の種別変更手続に必要です。
再就職の際には、新しい会社に提出します。
D雇用保険被保険者離職票
雇用保険被保険者離職票−1ひな形
雇用保険被保険者離職票−2ひな形
会社が、退職者の離職の日以前6ヶ月の賃金支払い状況、離職理由等を記入した「雇用保険被保険者離職証明書」と「雇用保険被保険者資格喪失届」を会社の所在地の公共職業安定所(ハローワーク)に提出すると、「雇用保険被保険者離職票−1」と「雇用保険被保険者離職票−2」が会社を経由して本人に交付されます。
会社がこの手続をしなければならないのは資格喪失日(退職日の翌日)から10日以内と定められているため、離職票が会社から本人の手元に届くまで2週間くらいかかることもあります。
これらの離職票は、失業等給付を受けるために、離職後最初にハローワークに行って「求職の申込」をする際に提出します。
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