登録スタッフの募集
派遣会社では、とにかく多くの登録スタッフを募集しています。
獲得した仕事にすばやく適正なスタッフを派遣するには、十分な登録スタッフを確保しておく必要があるからです。
また、多くのスタッフは複数の派遣会社に登録していて、その登録先の中でより条件のよい仕事が紹介されるのを待っています。
登録数がそのまま派遣可能人数ではありませんし、中には派遣先に就職する人もいますから、求人誌などで常時募集しておく必要があるのです。
派遣会社は、登録の申込みがあったら、まずは本人と面接をして、希望する業務やスキルなどを把握していきます。
ここで重要なものがスキルチェックで、派遣会社によってもその作業内容や時間は異なりますが、ワープロ作業であればタイピングのスピード、ワード、エクセルといったアプリケーション・ソフトの熟練度など、業務ごとに設定された評価方法によりチェックを行い、正確にスキルを把握していきます。
すべき能力の数により、短い場合でも1時間以上、長い場合では3時間以上かかることもあるようです。
また、一連のテストだけではなく、各分野の専門知識のあるアドバイザーなども加わって、テストに現れないスキルも総合的に判断していきます。
同時に、単にどのような作業をこなせるかというだけではなく、その人の社会人としてのマナーといったビジネス・スキル、派遣先で良好な人間関係を形成できるかなどの人間性も見ます。
大手の派遣会社では、各地の募集拠点で専用ソフトによるパソコンでのスキルチェックができるところもありますが、やはり、最終的には人の目でスタッフの判断をするそうです。
派遣スタッフには、派遣先でのコミュニケーション能力が求められるため、派遣会社の規模に係わらずヒアリングを重視することは共通した考えのようです。
登録希望者は、自らの職務経験にどのような強みがあるのかを知らなかったり、また明確な希望業務がなかったり、自分の適正を把握してないということが多いようです。
派遣会社では、熟練した担当者が登録希望者の職歴、スキルなどから、どのような派遣業務が適しているのか、また今後どのようなスキルを身に付けていくべきか、面接の中でもアドバイスしていきます。
特に大手の派遣会社では、必要な人にはキャリア・カウンセラーも加わって、本人の性格的な面から登録後の業務や研修などまで、相談を行っています。
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