派遣スタッフの教育研修
登録時の研修は、大手と中小の派遣会社で対応が違うようです。
ただし、無料で行っていることは共通しています。
大手の派遣会社では、随時大勢の登録者が来ますから、人材派遣の仕組み、派遣先で必要なマナーなどを担当者が集合研修で教えたり、パソコンを使って1人で勉強できるところもあります。
いずれにしても全員一律な教育が基本です。
一方、中小の派遣会社では、集合研修を行うほど1回の人数が多くはないため、担当者が面接とともに一連の説明をする程度に留まり、むしろ現場の就業を通して必要な教育をしていくようです。
例えば、人材派遣の仕事が初めての人に対しては、まずは常用の社員と一緒に派遣して、社員がじっくり教育する会社もあり
ます。
派遣会社は、派遣スタッフのスキルアップのための教育研修を行っています。
これらの研修は、基本的には無料としている会社がほとんどで
す。
大手派遣会社の研修メニューは、よく使われるアプリケーション・ソフトの操作から、経理、ファイナンシャル・プランナー、ビジネス用のメイクアップまで、数千種類もあります。
大半は自社で研修体制を設けていますが、地方や特殊な研修は外部の研修機関と提携していることもあります。
中小の派遣会社でも、自社での教育を基本としていますが、中小の特徴は、社員によるOJT教育や、本人の希望によるマンツーマンの研修など、個人ごとのスキルレベルに合わせた研修を行っています。
また、研修機関と提携し、多くの研修メニューを用意している会社もあります。
有料の研修については、どの会社でも、登録者はほとんどが割引価格で受講できます。
ただし、これから派遣しようとする具体的な業務に必要な場合などは、有料の研修を無料にして受講させることも多いようです。
派遣スタッフの給与は、実際に派遣された仕事の料金によって決まるため、正社員の昇給のように自然に上がるものではありません。
ですので、派遣スタッフは、これまで一般事務しかできなかった人が、簿記を覚えて仕事の幅を広げるなど、より料金の高い仕事を獲得できるように、スキルアップしていく必要があるのです。
このように、派遣会社は実際に派遣されていない人も含め、非常に多くのスタッフに研修を実施しています。
派遣業界全体が、社会の教育研修機関としての役割を果たしているということもできます。
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