ジョブカフェの実践型セミナー
あるジョブカフェでは、「2週間で内定を目指す」ことを目標にしたグループワークセミナーが行なわれ、これは、ある程度就職活動の準備が整っていて、すでに就職活動モードに突入している人を対象にしています。
最初の週のみ朝9時から昼12時までの午前中開催し、翌週からは、各自が自由に就職活動に励みつつ、必要に応じて担当講師の指導を仰いだり、メンバーが集まって情報交換したりします。
初日は、朝8時50分に集合して、メンバーの初顔合わせを行い、一通りのオリエンテーションが終わったら、全員に1分半スピーチが課せられます。
テーマは「ここに参加するまでの自分」「3年後の自分」「これまで苦しかったこと」などで、それが終わったら、各自「2週間でどうしたいか」を「決意表明書」に書いて、担任講師と誓約する儀式が行なわれます。
さらに「前職の仕事体験」または「アルバイト体験」について、紙に書き出して、グループごとに発表するなどで、このとき一人が話すと、同じグループのメンバーが必ず支援するというルールが設けられているため、活発なやり取りが行なわれます。
参加者は年代も異なっていて、全くの初対面の人同士でも、初日から仲良くなり、その日の午後には連れ立って昼食を食べに行くようになるそうです。
フリータイムとなる午後は、「一日一社応募」のルールを監守すべく、求人検索をしたり、企業に電話したりします。
2日目の朝からは、毎日必ず、何社検索して、何社応募できたか、書類の結果待ちはあるのか、面接のアポイントメントは取れたかなど、昨日の行動を報告します。
昨日うまくいかなかったときには、担当コーデイネーターがアドバイスしてくれます。
2日目は、新しいテーマである「採用側の視点を知る」など、就職情報誌の求人広告を例にして、その情報の読み方を学び、それによって企業は求職者をどうみているかなどを学びます。
また、初日に全員が過去に応募して履歴書を持参して講師に提出しているため、その履歴書に講師が添削して、その場所のレクチャーを受けます。
3日目に入ると、面接ノウハウを学び、その際に、これから受ける会社の求人とそこに提出する履歴書を持参します。
これは1対3の模擬面接で、担当講師とサブ講師の2人が企業側の採用担当者と人事部長に扮し、もう一人参加するメンバーが社長役になります。
4日目は、「自分の強みを知る」というテーマで、自分の幼少期から小学、中学、高校、大学までで、印象的な出来事として何があったのか、楽しかったこと、苦しかったことなどを細かく思い出して書いてくるようになっていて、当日は、その書いてきたシートの内容をみんなの前で発表します。
自分をさらけ出して、他人にみてもらうのは大変なことで、辛い過去を思い出すこともあり、このときのほかのメンバーは絶対、否定的なことを言わないというルールになっています。
5日目には、模擬面接をこなしていき、午後からはいつものように企業へのアプローチに励みます。
2週目には、メンバーが自由に取り組む就活となり、朝から来なくてよいのですが、なぜか通ってきて、情報交換やコーデイネーターに相談受けるそうです。
2週間の全過程が終わる最終日には、夕方から「報告会」が開催されることになっていて、全員参加し、結果を報告したら、内定が出る出ないにかかわらず、全員に修了書が手渡されるそうです。
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