キャリアアップハローワークとは
「非正規労働者就労支援センター(キャリアアップハローワーク)」とは、非正規労働者に対する緊急雇用対策の一環として設立されました。
その第一号として設置されたのが、東京・新宿区の東京キャリアアップハローワークで、この機能は雇用保険の受給手続ができないことを除けば、一般のハローワークと同じで、求人検索機が設置され、利用資格の制限はなく、求職登録をしてハローワークカードをもっていれば誰でも検索でき、紹介状の発行もしてくれます。
職業相談についても相談員が求人内容の確認、面接のアポイント、応募書類の添削まで行なってくれます。
また、セミナールームが設置され、毎日午前と午後の2回に分けて、就職セミナーが開催されています。
このセミナーはステップ1〜3に分かれており、入門編のステップ1は、職業興味検査などから自分の適職を探る「自分を知るセミナー」で、ステップ2は、履歴書・職務経歴書の書き方を細かく教えてくれる「書類選考突破セミナー」、ステップ3は、「面接対策セミナー」と「模擬面接」です。
また、失業によって生活に困った人向けの支援の窓口も設けられており、具体的には、解雇、雇止めによって仕事と住居を同時に失った人に対して、入居初期費用の貸付制度、雇用促進住宅のあっせん、住宅手当の支給、さらには雇用保険の受給資格がない人に対する訓練期間中の生活費の貸付・給付などについても相談にのってくれます。
また、個別支援コーナーがあり、この窓口では「非正規就労支援プログラム」という制度を実施していて、一般の職業相談部門とは別に産業カウンセラーやキャリアコンサルタント、企業で長年人事労務を経験してきた人などが相談員として、完全予約制のマンツーマンで、正社員への就職をサポートしてくれのです。
利用資格は、原則として、過去5年以内におおむね3年以上継続して正社員として働いたことのない、正社員の就職を希望する人ですが、正社員だった人でも対象になる可能性もあります。
このプログラムを受けたい人は、個別支援窓口で相談を受け、該当者であるかどうかの確認を受け、本人の希望を聞いてくれるようです。
支援対象者のニーズに合わせた支援をしてくれ、例えば、IT企業を志望する人なら、IT業界に詳しいナビゲーターを紹介してくれるのです。
担当者が決まると、その担当ナビゲーターから本人に電話連絡が行き、初回相談日を決定し、以後、週1日くらいのペースで、最長2ヶ月にわたってマンツーマンで支援を受けられるようになっています。
個別相談に併せてセミナーの受講もしていきます。
2ヶ月で決まらない人は、もう1ヶ月プログラムを延長することもできますので、結果的には3ヶ月以内に就職を目指すことになります。
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