求人の離職率と高条件の求人
ハローワークの職業相談窓口では、驚くような質問にも答えてくれる場合もあります。
①頻繁に求人を出している会社ですか
ハローワークに限らず求人誌でも異常に離職率が高い会社があり、理由はノルマがきつかったり、労働条件が劣悪だったり、ワンマン社長が好き勝手していたりして、社員がすぐに辞めてしまうような会社のためです。
このような会社は入社しても大変であることはわかっていますから、応募の際に見分けたいのですが、職員に「この会社はブラックですか？」と聞いても、立場上、答えてくれません。
しかし、少し聞き方をかえるだけで、簡単にブラックな会社であるかどうかを見分けることができる質問があります。
それは過去の求人履歴を聞くことで、ハローワークには求人企業の過去のデータが残っていますから、過去１年間にハローワークに何回求人を出して、そのたびに何人採用したかまで聞いておくのです。
頻繁に求人を出しているからといって、必ずしもブラックな会社とは限りませんが、同じ職種を常に大量に採用している会社は、離職率が高いのではとの推測はできそうです。
②この条件で再就職できますか
求職票に記入した給料などの希望条件が、たとえ自分のキャリアからみて妥当でなかったとしても、ハローワークの職員は、いきなり「もっと給料を下げないと再就職は難しいですよ」と言うようなことはないようです。
その結果、２～３ヶ月就職活動をしてみて、改めて雇用情勢の厳しさを痛感して、それから現実的な条件で就職活動を再開することになる人もいます。
そこで、あえて最初に、職員に「この条件だと難しいですか？」などの質問をしてみます。
この質問に対して、「給料はこのくらいまで落とさないと難しいですよ」と言われたら、とりあえず求人検索はそのラインでやってみるようにします。 |
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