退職で有給休暇の買い上げ
法律で定められている年次有給休暇を買い上げることは強制労働にも通じるので、原則として禁止されていますが、前年度で消化できずに繰り越された有休や、会社が任意に法律より多く設定した有休は買い上げても違法ではないとされています。
退職時に残った有休も同じ解釈をすることが可能なため、会社によっては買い上げることもありますが、稀なことです。
買い上げを申し入れる場合には、会社に買い上げる義務はないのです。
退職前に有休を消化したいと考えるなら、上司とその旨を話し合って早めに引継を完了できるように、余裕の計画を組むようにしなければならないのです。
また、社員寮や社宅に住んでいる場合の転職活動について、会社所有の寮や社宅なら、退職に伴って退去しなくてはなりません。
しかし、民間の賃貸アパート、賃貸住宅を利用した借り上げ社宅であれば、そのまま住み続けることが可能な場合もあります。
借上げ社宅は、@社宅用施設として会社が恒常的に借上げているもの、A社員の申請のより、その都度、賃貸物件を借上げるもの、があります。
@の場合には会社所有の寮や社宅と同様の扱いになりますが、Aであるなら会社は社員の退職時に住宅の賃貸契約を解消します。
会社の契約解消に引き続いて、本人が新たに賃貸契約を結べばその住宅に住み続けることができるのです。
もちろん、契約時には敷金・礼金が必要になります。
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