面接後の礼状の送付
多くの求人企業には、採用人事の専門部署はなく、専任の採用担当者もいないことが多く、自ら現場の第一線に経つ経営者や現場役員が、忙しい日常業務の合間を面接に対応しています。
そのため一般的な転職面接は、筆記テストなどにかかる時間を除けば、わずか二十分程度です。
応募者が多い場合はさらに短くなり、最近は10〜15分程度で終わることも多いのです。
不採用と思う応募者に時間を割くのが惜しいと考え、早々に面接を切り上げてしまう担当者もいますが、単に短時間だというだけで、脈なしと判断するのは早計です。
また、面接終了後の応募者の絞込みは、面接での印象と応募書類をもとに行なわれますが、転職面接は非常に短時間で終わることも多く、応募書類持参の面接では、似たような応募者の中で印象が薄ければ、名前さえ覚えてもらえない場合も多いのです。
そのような場合には、面接後の自己アピールである礼状の送付が効果があります。
帰宅したらすぐに礼状を書いて投函し、大切なのは、面接が終わってすぐに礼状が届くことに意味があり、インパクトが強い分、アピール効果は高く、応募書類がしっかり作成してあれば選考への影響も期待できます。
<面接の礼状ひな形>
拝啓、時下、ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
この度は面接をしていただき、ありがとうございました。
ご多忙のところ、日時変更の語調整をいただいたうえ、家族へのお見舞いの言葉まで頂戴しまして恐縮しつつも感激いたしました。
面接では、実務未経験であることに加えて不勉強のため質問が多くなってしまいましたが、ていねいなご教示を頂き心からお礼申し上げます。
仕事内容は私の願っている通りのもので、特に****は、私の****経験を生かせると考えました。
また**様のお人柄を通じ、貴社の誠意ある経営姿勢に触れた思いもいたしました。
****の基礎知識をベースに、ぜひとも貴社で****職としてキャリアを積みたいと意欲を燃やしています。
直前の面接日時の変更でご迷惑をおかけしたことを心よりお詫び申し上げますとともに、これを挽回してお役に立てるチャンスを賜りたく心よりお願い申し上げます。
末筆ながら貴社のご繁栄と**様のご健康をお祈り申し上げます。
平成**年**月**日
山田 花子 |
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