入社前の研修の賃金
求人広告では、「入社前に研修あり」といった記載があり、これに賃金が出るのかについて、職種によっては予定業務に就くためには事前研修や講習の修了、または修了試験合格などが必須というものもありますから、賃金が出るか出ないかは、その研修が義務付けられているかどうかによると考えられます。
参加を断れないものなら、法律的には労働とみなされ、時給や日当で賃金が支払われます。
一方、派遣会社のスキルアップ研修など、任意参加のものは賃金の対象外で、逆に受講料が必要なこともあります。
また、求人広告には、勤務地として「首都圏及び近畿」「渋谷店、新宿店」など複数を記載したものが多く、これは希望を採っているのではない場合が多いのです。
求人企業には多数の支店や営業所ごとの人材計画があり、そのための募集なので、採用後の配属に従うことになります。
会社としても、勤続してほしいという意向があるため、通勤に支障のある配属はしないようにしますから、履歴書の本人希望記入欄に「渋谷店勤務希望」など、配属条件を掲げないほうが無難と考えられます。
特別な事情があるなら、問い合わせて本人希望を考慮するような制度があるかの確認をとってみます。
支店や営業所、店舗単位の求人の場合、通常はほかの事業所での勤務はないと考えられます。
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