成功する転職とは
ストレスのバランスシートを作らずに、不平不満だけで会社を辞め、転職しようとしても、採用担当者に見透かされて雇ってもらえないという事態になりかねません。
たとえ採用してくれる会社があったとしても、その後、その会社に対する不満が出て来ると、再び転職を考える、転職ぐせがついてしまうのです。
転職ぐせの特徴は、転職を繰り返すほど条件が厳しくなり、雇ってくれる会社も少なくなるため、気の進まない会社でも採用してくれるだけありがたいとして、入社することになり、また辞めるということを繰り返します。
気がつくと、いくつかの会社を転々とし、仕事に生きがいを見出すこともなく、技能や能力も上がらず、給料も上がらないまま年を重ねることになりかねないのです。
これに対し、成功する転職もあり、自分のやりたいことを見つけ、それができる会社に挑み、意欲を買われて入社し、希望する職種で腕をふるう場合で、こういう人は、転職する意味と目標を、自分の中に明確に持っている人なのです。
会社に入ってすぐに、自分には向かないと思ったとしても、すぐには辞めようとは思わずに、とにかく1年間はがんばって仕事が一巡するまでこの仕事を見極めようと会社、仕事、職場を客観的に見るのです。
同時に、自分が本当は何をしたいのか、じっくり考え、変革の意欲を高めたのち、転職に踏み切ります。
また、自分のスキルをアップさせるために、より高度な技術を持つ会社へ移り、修得・貢献したのちまた別の技術の向上を求めて会社を変わるという人もいます。
こうした目的意識のはっきりした転職は、企業でも採用しやすく、入った後も会社がバックアップしてくれるのです。
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