特例退職被保険者制度とは
特例退職被保険者制度とは、市区町村に代わり厚生労働大臣の認可を受けた特定健康保険組合が運営する退職者医療制度をいいます。
この制度を利用すると国民健康保険の被保険者にはなりません。
加入期間は一般的に後期高齢者医療制度が適用される75歳までですが、一度加入したら、再就職しない限り中途脱退して国民健康保険に移ることはできません。
この特例退職被保険者になるには、退職時に加入していた健康保険組合に「特例退職被保険者資格取得申請書」を提出することになります。
特例退職被保険者制度は、特定健康保険組合が独自に運営していますので、医療機関の窓口で支払う自己負担額の3割が一定額を超えると後で戻ってくる一部負担還元金などの付加給付があります。
また、保険料は組合が独自に設定していますが、退職直後の国民健康保険料に比べて一般的に安くなるといえます。
しかし、退職後2〜3年後には本人の収入も減り、国民健康保険料の方が安くなることもあり得、その場合でも、一度加入すると、途中で特例退職保険者から国民健康保険に乗り換えることはできません。
市区町村の退職被保険者であれば国民健康保険に加入しているので、保険料はその人の前年の所得や均等割等で決められます。
しかし、特例退職被保険者の場合は健康保険組合が独自に保険料を決定し、家族の分は特に支払う必要がないので一般的に有利といわれています。
転職サイトを使いこなす!
スポンサードリンク
|
|