転職を考えたときの知識
転職を考えたなら、もう一度冷静になって、今の会社ではどうしてダメなのか、何のために転職しようとしているのかをよく考える必要があります。
希望通りの会社に入ったとしても、何ヶ月、何年かすると、仕事が面白くなくなったり、こんな仕事をするために会社に入ったのではない、などと感じるかもしれません。
そんなときに、転職が頭に浮かび、今以上の会社があるのではないかと思ってしまうのです。
しかし、まず考えることは、今の自分が問題だと思っていることは転職すれば解決できるのか、今の会社で解決できることではないのか、現状をよく認識してみることが重要です。
アメリカでは、転職を繰り返すことでスキルアップをはかるのが常識で、待遇や評価の良い企業を渡り歩くビジネスマンが多く、日本でも能力のある人は自分を高く評価してくれる会社へと転職するようになってきています。
しかし、現状が少し気に入らないからといって会社を辞め、次の職場に移ろうと安易に考えても、うまくいくものではないのです。
転職には、会社の採用試験があり、安易な気持ちで転職をすることは難しいのです。
現状への不満だけで転職しようとすれば、「うちにきても多分同じ不満を口にして辞めるだろう」と判断されてしまうのです。
もし、転職したいと思った時には、次のことをしてみます。
1枚の紙に、真ん中に縦線を引き、左半分には今感じているストレスを書き、上司の悪口でも、仕事の不満でも、待遇の悪さでも、何でも書いていきます。
どんなに小さなことでもいいですから、具体的に書き込んでいきます。
右半分に、今の仕事や職場の良いところを書き、客観的な目で、仕事と職場を見直してみます。
感じているストレス |
職場の良いところ |
・****
・**** |
・****
・**** |
両者を見比べて、左よりも右の方が多ければ、転職する必要はないように考えられますが、右側に空欄が目立つ場合は、左の項目を見て、どこの会社でも起こりうるかどうかを考えます。
どこの会社でも起こることに腹を立てているのであれば、転職してもまた同じ問題に悩まされると考えられます。
また、それについて改善するように努力をしたかを考え、解決する努力もしていないまま転職すれば、やはり解決にはならないのです。
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