失業手当の算出方法
□失業手当を１日にいくらもらえるか？
①賃金日額を求めます。
賃金日額＝退職前６ヶ月の給料の総額（ボーナスを除く）÷１８０
②基本手当日額を求めます。
賃金日額を（表Ａ）にあてはめ、その「給付率」をかけると「基本手当日額」が出ます。
ただし、＊印のついては以下の計算式で正確な「基本手当日額」を出します。（１円未満の端数は切り捨て）
なお、「賃金日額」「基本手当日額」は（表Ｂ）のように下限額が定められています。
Ｗ＝賃金日額、Ｙ＝基本手当日額
（＊１の場合）
Ｙ＝（－３Ｗ×Ｗ＋７０，９１０Ｗ）÷７１，２００
（＊２の場合）
Ｙ＝（－７Ｗ×Ｗ＋１２７，７５０Ｗ）÷１１９，０００
Ｙ＝０、０５Ｗ＋４，２４０
（いずれか低いほう） |
＜表Ａ＞
①離職時の年齢が３０歳未満・６５歳以上
| 賃金日額 |
給付率 |
基本手当日額 |
| ２，３３０円～４６５０円 |
８０％ |
１，８６４円～３，７２０円 |
| （＊１）４，６５０円～１１，７７０円 |
８０～５０％ |
３，７２０円～５，８８５円 |
| １１，７７０円～１２９１０円 |
５０％ |
５，８８５円～６，４５５円 |
| １２，９１０円 |
|
６，４５５円（上限額） |
②離職時の年齢が３０歳以上４５歳未満
| 賃金日額 |
給付率 |
基本手当日額 |
| ２，３３０円～４，６５０円 |
８０％ |
１，８６４円～３，７２０円 |
| （＊１）４，６５０円～１１，７７０円 |
８０～５０％ |
３，７２０円～５，８８５円 |
| １１，７７０円～１４，３４０円 |
５０％ |
５，８８５円～７，１７０円 |
| １４，３４０円～ |
|
７，１７０円（上限額） |
③離職時の年齢が４５歳以上６０歳未満
| 賃金日額 |
給付率 |
基本手当日額 |
| ２，３３０円～４，６５０円 |
８０％ |
１，８６４円～３，７２０円 |
| （＊１）４，６５０円～１１，７７０円 |
８０～５０％ |
３，７２０円～５，８８５円 |
| １１，７７０円～１５，７８０円 |
５０％ |
５，８８５円～７，８９０円 |
| １５，７８０円～ |
|
７，８９０円（上限額） |
④離職時の年齢が６０歳以上６５歳未満
| 賃金日額 |
給付率 |
基本手当日額 |
| ２，３３０円～４，６５０円 |
８０％ |
１，８６４円～３，７２０円 |
| （＊２）４，６５０円～１０，６００円 |
８０～４５％ |
３，７２０円～４，７７０円 |
| １０，６００円～１５，０６０円 |
４５％ |
４，７７０円～６，７７７円 |
| １５，０６０円～ |
|
６，７７７円（上限額） |
|
＜表Ｂ＞
| 賃金日額下限額 |
基本手当日額下限額 |
| ２，３３０円 |
１，８６４円 |
|
□失業手当を何日分もらえるか？
＜自己都合で退職した人＞
| 被保険者期間 |
１０年未満 |
１０年以上２０年未満 |
２０年以上 |
| （制限なし） |
９０日 |
１２０日 |
１５０日 |
＜会社都合で退職した人（特定受給資格者）＞
| 被保険者期間 |
１年未満 |
１年以上５年未満 |
５年以上１０年未満 |
１０年以上２０年未満 |
２０年以上 |
| ３０歳未満 |
９０日 |
９０日 |
１２０日 |
１８０日 |
|
| ３０歳以上３５歳未満 |
９０日 |
９０日 |
１８０日 |
２１０日 |
２４０日 |
| ３５歳以上４５歳未満 |
９０日 |
９０日 |
１８０日 |
２４０日 |
２７０日 |
| ４５歳以上６０歳未満 |
９０日 |
１８０日 |
２４０日 |
２７０日 |
３３０日 |
| ６０歳以上６５歳未満 |
９０日 |
１５０日 |
１８０日 |
２１０日 |
２４０日 |
＜障害者などの就職困難者＞
| 被保険者期間 |
１年未満 |
１年以上 |
| ４５歳未満 |
１５０日 |
３００日 |
| ４５歳以上６５歳未満 |
１５０日 |
３６０日 |
＊６５歳以上は退職理由にかかわらず、被保険者期間が１年未満は３０日、１年以上は５０日が失業認定後に一時金として支給されます。
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